この会は

すでに活動している[お子さまを自死で亡くされた遺族の方の集い 雨宿り]から派生して

2022年秋に発足いたしました。


発足の経緯は、大切な方を喪って間もない方と、数年経たれた方との間に、

あたりまえなことですが、心情に少し違いがあるということ、

感情は日々刻々と動いており、数えきれないほどの山や谷を経験しながら、

ふと、自分をふりかえったとき、当初の感じ方・考え方とずいぶん変わってきていることに気付きます。

そうであれば、従来のわかちあいとは一味ちがう会があってもよいと思う管理人および周囲の声を

受けて発足いたしました。

従来の同一の場でのわかちあいを否定するものでは全くなく、また別の意味で貴重で有意義な場であることに

変わりありません。


対象の方は

大切な方を自死で喪った方。

自分が壊れてしまいそうな状態、または真っ暗闇の世界から少し脱け出て、

自身のこれからの生き方を模索し始めた方。

(喪ってからの年数には特に制約はありません)


めざしたいものは

ひとことで言えば、自分の歩んでゆく道を探し求めること、でしょうか。

喪失の痛みを抱えながら、たったひとりは過酷であろうし、ぐるぐるとひとつところを巡ってばかり、なんてことも起きかねません。だから仲間との語らいは必要です。

その道はひとりひとりで異なる道。

それでも互いに力や希望を与え合うことができるとわたしは信じます。

茨の道もときには可憐な花咲く道に、また楽しく軽やかな道になることもあるでしょう。

何を語らう?

『生』や『死』のこと、

と言っても漠然としていますよね。

例えば、
新聞や雑誌の記事、小説の一節、詩の一編、宗教本などの一部、活字に限らず映像や絵画など、自身のビビッときたものをを持ち寄りながら、それらを材料に語り合うのはいかがでしょう?

会の形が変わっていくのは世の常ですから、形に固執することなく、そのときどきでベターを選んでいきましょう。

スタッフ・参加者の区別なく、みんなフラットな関係でいきたいですね。